ギネス認定された切れない電球
アメリカ合衆国のカルフォルニア州にあるリバモア消防署の中に、ブラ下がっている炭素フィラメントの4W電球が2021年の今年、120年目の世界記録を更新中だ。↓ ↓ ↓
「 センテニアルライト 」と呼ばれる100年電球は、第6消防署の天井に今でもブラ下がっていて現在も控えめな光を放ち続けている。
カリフォルニア州リバモア(4550イーストアベニュー)の消防署にぶら下がっています。
重いフィラメントで4ワットで燃焼する電球は、現在は機能していないShelby(Ohio)ElectricCompanyによって製造されました。
第6消防署の地図は以下の通りで、所在地はカリフォルニア州リバモア( 4550イーストアベニュー )にある。↓
この電球は一切の嘘もなく1901年に灯りが灯ってから、引っ越しの時を除いて1度も光を絶やした事が無いのだとされる。
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では何故、ここまでの長年に渡ってフィラメントが切れること無く灯りを、ともし続けていられるのだろうか?
なぜ120年も切れずに持つのか?
長寿116年の世界記録を達成してもなお、2017年現在もその輝きを失うこと無く光続けている100年電球の秘密は何処に、あるのか ?
その答えは「 通常の8倍の太さの炭素フィラメント 」に、あったのだ。↓
手吹きのカーボンフィラメントの一般的な電球は、この技術の特許を申請したフランスのエンジニア、アドルフ・シャイエによって発明されました。
1890年代後半にオハイオ州シェルビーでシェルビー電気会社によって製造されました。
センテニアルライトは120年の長寿命なのに、なぜ通常のフィラメント球の寿命は、はるかに短いのだろうか?
LEDの約25倍の長寿命の理由は?
家庭用電球の一般的な平均寿命は以下の通りだ。↓
- フィラメント素材の白熱電球・約1,000時間
- 蛍光灯・6,000~10,000時間
- いま流行りのLED・30,000~40,000時間
そこへ来てセンテニアルライトが120年も持っているとなると、いったい何時間の寿命になるのだろうか?
1年が8,760時間なので単純に×120だと積が105万1,200時間となり、LED電球と比較しても実に約25倍の長寿命である。
じゃあ、何で一般的に売られている電球は、こんなにも寿命が短いのだろうか?
答えは簡単だ。
「 下手に長寿命の電球を作ったりしたら、会社が儲からなくなる 」からだ。
これが、まさに市場原理の原則である。
本当に長寿命の電球を作ろうと思えば、じつは技術的には十分、可能なのだとか。
だが敢えて市販の電球製品が高耐久にしないのは、メーカーが儲からなくなるからに過ぎないからで、消防署に寄贈されたセンテニアルライトは最初から儲けなど全く考える必要が無かったからである。
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かと言って、買ってから1週間で切れる電球だと明らかな不良品を掴まされたと消費者は怒り心頭になる。
そこで、消費者の納得の行くよう頃合いの良い数字を見計らったのが一覧表で上述した耐久時間なのではなかろうか。
でも、不肖この私めの風呂場に灯けていた白熱電球のフィラメントは10年もったよなぁ......(゚∀゚)