ネット上ではニュースサイトでも言われる様になった「 静岡県熱海市で起きた土砂崩れの原因はメガソーラーではないのか? 」という問題。
土石流の発生地点の近くにあるメガソーラーが設置されている場所がどこにあるかを、地図で表示させる。
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崩落の原因か?熱海市メガソーラーの設置場所がどこかを地図で
ネット上ではニュースサイトでも言われる様になった「 静岡県熱海市で起きた土砂崩れの原因はメガソーラーではないのか? 」という問題。
土石流の発生地点の近くにあるメガソーラーが設置されている場所がどこにあるかを、地図で表示させる。
【 本稿の記事ページの目次 】
まず、上の動画を御覧いただきたいのだが、画面右上に熱海市伊豆山地区で起きた大規模な土砂崩れの発生地点の西側に設置されているメガソーラー群が確認できる。
太陽光発電のメガソーラーが設置されている場所を、Googleマップで表示する。( 赤い印が土砂災害の崩落が発生した現場 )↓
Googleマップでは、メガソーラーそのものは写っていないものの森林が伐採された設置場所がハッキリと確認できる。
土石流の発生地点に関する詳しい内容は、別記事にて。↓
同じく、土砂災害の発生現場のYahoo!地図では、シッカリと南西に位置するメガソーラー群が撮影されていた!( 赤印が崩落の発生地点 )↓
つまり、土石流の発生場所の最も近い場所にメガソーラー群が建設されていたことは、まぎれもない事実である。
ネット上では崩落の発生地点とメガソーラーまでの距離は20~30メートルだと言われているが、次章ではGoogleマップを使って測ってみることにする。
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Google地図で測ってみると、熱海市伊豆山地区の土砂崩れの発生地点から直線距離で151.90m( 498.37フィート )の位置にメガソーラーの建設場所がある事が分かった。
つまり、インターネットで言われている20メートルから30メートルの位置にある情報よりも、だいぶ離れている。
とはいえ、極めて近い位置にメガソーラーの建設場所があるのは間違いないので、「 雨が降った時の保水力 」が問題になってこよう。
さらに森林を伐採して山肌が見えている敷地面積は、縦が約500メートル横幅が36.96m( 121.28フィート )となっているので、約1,840m^2( 平米 )となる。
熱海の土石流の崩落地を調査した人から動画が送られてきた。崩落地の縁からメガソーラーまでの距離は、行った人の話で20mから30m(動画のスクショ参照)。メガソーラーの尾根の崩落はなさそうだが、設置部は保水力が無くなるので動画を見る限り無関係とは言いきれないのではないか。やはり調査が必要。 https://t.co/LX7PRHBb4P pic.twitter.com/4zGLJtObxC
— Goshi Hosono, MP (@hosono_54) July 4, 2021
細野豪志衆議院議員【 49 】の「 メガソーラー設置は保水力がなくなる 」との、ツイートが話題になっている。
たしかにメガソーラー( 大規模な太陽光発電 )の建設には大量の森林の伐採が必要だ。
災害史や地理に詳しい立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授は「 集中的な雨で火山灰を含む地層から水が流れ出たことが最大の原因だが、盛り土によって谷だった部分に水が入り込んだことも土石流の最後の決め手になったと考えられる。
宅地開発やソーラーパネル設置などで急斜面の樹木を切ることも保水性を失わせるリスクがある 」と指摘する。
つまり、メガソーラーの設置にともなう大量の森林伐採が、雨などの保水力を失う原因になると専門家が指摘しているのだ。
そして、静岡県の川勝平太知事【 72 】も、今回熱海市で起きた土砂災害との因果関係を調査する方針だ。
川勝知事は、盛り土の数100メートル西にある大規模太陽光発電所(メガソーラー)にも言及。
4日午後のオンラインでの全国知事会で「( 土石流は )長期間の大雨が直接の要因で、開発行為との因果関係は不明確だが検証の必要がある 」と発言。
しかしながら、メガソーラーを建設した業者側は「 水の流れが違い、根拠がないと思う 」などと代理人の弁護士を通して反論しているという。
「 発電施設は、崩落地からかなり離れており、道路で分け隔てられています。
施設からは崩落側に水は流れず、南側の沢に流れますので、崩落と因果関係はなく、施設を作ったのが原因というのは、根拠がないと思います 」
開発業者は「 メガソーラーの施設から盛り土へは水が流れていないから関係ない 」と主張するももの、専門家の意見は真逆だった。↓
地質学者の塩坂邦雄氏は、「 今まで保水力のあった森がなくなったので雨水が流れ出し、盛り土の決壊地地点へ水の進入路があるので崩落の発生現場に水が溜まった 」との見方を示した。
では、そのメガソーラーを設置した会社は、どこなのか?
崩落起点に近い太陽光発電施設は、不動産事業などを展開する東京都内の持ち株会社が手がけている。
ネット上では韓国系の企業ではないか?との情報もあるが、明確な社名は分からない。
ただ、間違いないのはJCASTニュースが直接、取材をした不動産事業などを展開する東京都内の持ち株会社であることだ。
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厳密にいうと、静岡県熱海市伊豆山地区の土石流の崩落現場の近くにある太陽光発電パネル群は、メガソーラーではない。
太陽光発電施設について、静岡県の森林保全課は7月5日、1ヘクタール( 1万平方メートル )を超えていれば、森林法による林地開発の許可を得て調整池を作るなどの対策をする必要があるが、ここはそのような規模ではないので許可しておらず、情報を持っていないと取材に答えた。
資源エネルギー庁の新エネルギー課は同日、発電施設は、1メガワット以上とされるメガソーラーには当たらないとしたうえで、「 運営会社と連絡を取って、設備が稼働しているのか、事故などは起きていないのか、などを確かめたい 」と取材に話した。
では、そもそもメガソーラーとは何を差すのか?
出力が1MW(メガワット) (1000kW)以上の施設は一般的にメガソーラーと称されている。
つまり、出力が1MW( 1000kW )以上が、メガソーラーの定義になる。
以上の点で、熱海市の伊豆山地区に設置されている太陽光発電パネル群は、メガソーラーではない。
しかし、メガソーラーであるかどうかよりも大規模な面積の森林伐採をしているのは厳然たる事実なので、今後おこなわれる土砂災害との因果関係の調査結果が待たれる。
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